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2004 Canadian SLのレポート
         
その2(タンデム)

   By inori@カナスラ写真班(@多度志)

 昼食をはさんで、午後タンデム部門が始まった。午後最初はCC-2。ワールドカップやアテネ・オリンピックでも優勝したスロバキアのホフショルネル兄弟宜しく、佐々木兄弟も参戦。カナスラ史上最多の6艇がエントリー。(これって全日本クラスの数?)

CC-2カテゴリー
1本目、やっぱり佐々木兄弟がラップを取る(115.37)。それを日月&松原組が17.51差(4ペナ)で追いかける。山本&橋口ペアは3位につけ、御岳ミックスの千島&太田、山口&坂本ペアと続く。

尾田&松浦組は即席ペア故なかなか船足が伸びないか?尾田さんの話を聞くバウマンを選んだが、その甲斐無く、2本目に期待したいところだ。2本目。やっぱり兄弟の息はぴったりで、CC-2のラップを更新。110.09はノンペナで最速タイム!そこに日月&松原組もノンペナで追随するも、やっぱり14ポイント差は力の差か。残念。山本&橋口組も頑張りそのまま3位につける。
 ミックスでカテゴリーこそ成立しないが楽しませてくれた二組の勝負は、三段下で決着。御岳ミックス、千島&太田ペアは三段下の4番アップ、5番ダウンの2本を不通過。やっぱり、シングルでもここが鬼門となった二人には、最後までつきまとうというのが、いかにもコンペ。(本人達も、まったくモォ〜と思っているだろう!)4位に山口&坂本ペアがタイムをあげ、入賞。5位、千島&太田ペア。6位、2本目156ペナももらった、尾田&松浦ペアが入る。

OC-2カテゴリー
 今年のカナスラ、最後を飾るにふさわしく14艇も出たオープン・タンデム部門。MCのトークでもあったテーマ『愛』にふさわしく、三笠カヌークラブの愛の結晶、佐藤&須見ペアに、ダイフク会長との即席ペア『Wジジーズ107』等、話題がたくさんのレース。「一時も休めなくて、ゴール後は酸素マスクが必要」と練習では言っていた村岡選手。その練習の甲斐あって、ジョン&ムラムラが132.46ポイントでラップを奪う。2番目には我が三笠CCの愛の結晶チームが、161.88で入るが、御岳ボイボイ&モコモコにその差1.1ポイントで迫られる。3番には山本&山口組が三段の右岸の大岩にバウをヒットさせるも滑り込む。続いてチーム鰍の斉藤&内谷が気を吐き4番手に付ける。清信ペアは三段下ではじかれ、5番をタッチ。4番不通過に涙く。

 頑張るおやじ、Wジジーズ107もパチンコ岩前までは会長、いや快調!(くだらねぇ〜)その後は、、、。我が三笠チームのフラカマ石山&ガッツ野村も1本目は順調にゲートを通過し記録を残す!(ちなみに三笠CCのダガー、キャプションが4本参戦!加瀬1,2号にもレンタルされ大活躍!)

 続く2本目ファイナル。ジョン&ムラは順当にゲートを通過。15ゲートで2ペナをもらうもトップ。2位にはなんと、ボイボイ&モコモコ。エスクイフのブラストを駆り、デイジー太田からのアドバイスを受けて2本目に全てを懸け、結果を出す!ミックスでありながら、御岳のご夫婦の愛の力が落合を制す!3位にW山ズ(山本&山口)が入り、佐藤&須見ペアは4位に後退。愛は及ばず!

 愛と言えば清信ご夫婦。またも三段下ではじかれ4番不通過の6位。ゴールも後も「練習ではちゃんとうまくいったのに、何で?」と、ちょっとへこんでいた。Wジジーズ107は、結局の所7位。愛の叱咤激励をとばすハニーはんもこの結果には上機嫌。初落合の大塚&池田北大チームは1本目にDNFするも2本目で稼いで、11位。フラカマ石山&ガッツ野村よりランク1つ上は、これも愛故の成績か?

 表彰式。造形作家のカンカン作によるフィギュア・トロフィーが表彰テーブルに置かれ、それぞれの副賞も用意。カテゴリーごとに表彰。今回は第9回目という事で、トータル299.79ポイント(9が3つ)でゴールした山口&坂本ペアにパドジャケが贈られるという気の利いた賞もあった。

 さて、第10回小作杯は、今大会のトップタイム、佐々木翼選手に渉る。折しも高校野球で、深紅の優勝旗が北海道に来たからお返しではないが、まあよしとしよう。佐々木選手には来年も返還があるので、是非来て頂きましょう。

 更におまけ。毎年各カテゴリーの他にもトロフィーがあるのだが、今年は(も?)大ジャンケン大会。で、三段で散る華、デイジー・マキが見事ゲット!こんなところで運を使い果たすとは!これで、貴女の今年の運勢も終わりだろう!(間違いない!)

続いてお決まりの、各協賛会社からの景品大ジャンケン争奪大会。今回の目玉は、御岳の千島さんがもってきたガラ・スポルトのダブルトクシャフト・パドル。どんころの仙人、五島さんと福永娘さん、鰍の斉藤さんが3人残り、最後には斉藤さんと福永娘さんの一騎打ち。勝負は鰍の勝ちだったが、会場からは「おとなげネ〜ェ!!」の大ブーイングを受ける。しかしながらちゃんと自分の物に。(まあ、しょうがないと思えど、皆さん狙っていただけに何ともいえん。)
 こうして世界のジョンカズ、日本の佐々木兄弟、御岳組を迎えての第9回カナディアンスラローム大会はけが人もなく無事終了。終わってみれば、ジョンのパドリング技術、翼選手のノーペナでの漕ぎに拍手喝采。老若男女入り乱れて、それぞれが自分の持てる力、全てで臨んだ大会だけに、MCが叫び、観客も沸いた!

 今大会を影で支えてくれるこのスタッフ、そして釧路ラピッヅに本当に感謝です。特に、大平おにーちゃん!お疲れ様でした!!
 そして、やっぱり草レースといえどもシングルブレードパドルを操る選手諸君!
 君たちは本当にクールだぜ!(高橋芳彦さんのお仕着せであります、ハイ。)

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