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2004 i-Cup
     初日6/19のレポート

   By 総務委員長 佐藤 祈(@多度志)

 晴天とまでは行かなかったものの、今年も晴れた2004年 幾春別川カップ。
 今年で12回目を迎える今大会の目玉は、昨年度まで行っていた、初日午後のカジュアルスラロームを廃止してのタンデムダブルエントリー。そして、本年度のゲストはロディオの第一人者、3年連続日本選手権を制した八木さん
(左)を本州から迎えて、盛大に幕を開けた。

 午前中、ジャッジやレスキュー(今年は岩見沢教育大学スポーツコミュニケーション科の学生が、講義の一環でSFRを取得し、今大会で学校の単位取得となる実地講義で参加)の配置がスムーズに進み、プラクティスも早かったので、30分繰り上げてのスラロームスタート。

 トランシーバーの不調というハプニングがあったものの、文明の利器、携帯電話で用を足し運営は順調に進む。
 今年のゲートはかつてないぐらいの難ゲート。特に本部前の5番6番のアップから、7、8、9番のオフセットダウンゲートに手を焼いたり、2番、10番の縦ゲートにパドラーの技術が問われるゲートセットとなった。もちろんそれだけ道内のパドラーの技術も上がってきているという予想から、そのようなゲートセットがされたことは言うまでもない。
 スラロームは、シングルがCC-1(クローズドカナディアン)、K-1C(カヤックコンポジット競技艇)男女、K-1P(カヤックプレイボート)、K-1B(カヤックビギナー)、OC-1(オープンカナディアンシングル)の6カテゴリー53名エントリー。タンデムがCC-2(クローズドカナディアン)とOC-2(オープンカナディアンタンデム)の2カテゴリーにOC-2Dと称した仮装ペアが出場、13ペア26人のエントリー。ビギナーの2名が欠場したものの、見応え十分のレースとなった。

 CCは予想通り、シーナの独壇場。2位の斉藤雅洋さん(鰍)に50ポイント以上差を付けて貫禄のゴール。3位には北大の前田隆行くんが善戦し入賞を果たす。ヨーコちゃんに買ってもらった新艇で挑んだ福島泰生とーさんは、一本目8ゲートにて痛恨の50ペナ。これがなければ3位入賞だっただけに悔やまれる。昨年度欠場の、ケータイの待ち受け画面はお孫さんという尾田静男さんや、伊美明徳さんもペナに泣かされる。このクラスに吸収された石山さん(CC-1P)は後発のカヤックチームにゲートを譲って本当のベストタイムが出せず、大会主催者として反省の余地あり。

 激戦の男子カヤックコンポジットには山川理佳子ねーさん(多摩川ラフトツアーS)が殴り込み。神川仁(ありとキリギリス)さんに善戦及ばず5位に終わるも、その活躍ぶりに三笠市長賞が贈られる。このクラスを制したのは、高木ビール隊長がもってきた札幌生ビールを呑んで臨んだかどうかは知れないが、サッポロビール カヌー部のバラ!続いて神川さん、日月くんと続く。矢田さんも4位に入るもそれぞれが10ポイントぐらいの開き。

 女子カヤックコンポジットは北大4人娘に2児のかーさんが挑む、女の戦い!でもあっちゃんがスピード、ペナ共にベストで1位。2位にマイマイが入る。ヨーコちゃんは3位でフィニッシュ。昨年度のクイーン、トミーは院生ゼミに忙しいのか、部長ナッツにもやられ、ちょっとへこむ!(いや、だいぶへこむ。)

 男子ポリ艇では、前日の夜もタンクトップでゲストを驚かせた、当レース最高齢コールマン野村さんが、堂々の1位。今大会久々出場の保父さん真下くんが2位と続き、ACC村井さんが3位。なんと4位は真下妻。オジジから、会長賞を頂く!

 ビギナー部門はレスキューの嵐。2名棄権の7人中、生き残ったのは2名だけ。北大の宮くんがクラス優勝に、同じく北大の泉くんが2位で最多ポイント賞(1291点)までも手中に納める!(狙ってたな!?)

 注目の男子カナディアン。昨年度のチャンプ、木内さんは2本目9ゲートを落とし痛恨の50ペナ。1本目のベストタイム、我が三笠CCの雅ちゃんに、須美さんが2本目で猛追撃するも及ばず。佐藤雅彦、返り咲いて本年度のOCチャンプとなる。2位は須美さん、3位に木内さんが入る。高篠会長はタイムこそ遅いが、2本目には10ペナと善戦。オレンジアウトレイジ初出艇の三好組長は残念ながらDNF。次回に期待したい。ビール隊長高木選手も3位入賞を目指すが、残念ながら4位。ダブルエントリーになり、シングルでも出場の清信さんは1本目に痛恨の不通過50ペナ。それがなければ3位入賞だけに悔しさも倍増!流間3号を駆って臨んだ内谷さんはボトムを壊し、思ったより船足も伸びず。全塗装でどこの船だかわからない(ダガーライバル)ウィルダネスの野村さんはレース前の口ではトップです!(間違いない!)で、特別賞の最高ガッツ賞もゲットです!(おめでとう!)

 午後は今年初のダブルエントリーとなるカナディアンクローズドには尾田伊美組に福島ペア、ばらあっちゃんの3組。トップ出走の尾田伊美組は2本とも50ペナで撃沈。このクラスを制したのは、はやり手堅くゲートをくぐりきった福島ペア。

 オープンタンデムは、シングルス1位、2位の佐藤須美組に清信ペアがどこまで食い下がるかが、注目されたが佐藤須美ペアは1本目不通過。やはりこのクラス、手堅くゲートをくぐらないとペナは大きな痛手となる。昨年同様、OC-2には清信ペアが優勝を勝ち取る。2位、佐藤須美組。3位には斉藤内谷組となった。チーム山水の後藤飯島組も気合いを入れての4位入賞は立派。

 それにしてもカジュアルスラロームが無くなったというのに、勘違いしているのか、山本日月組がその船、その恰好、そのパドルに会場から爆笑を取る(パフォーマンス賞)!脱艇するもちゃんと、2本スラをこなすところがすごい。

 また、その他のペアも仮装ありで観客をわかしていた。特に野村石山組は、脱艇を予想してかボトムに『たすけて〜』とテープで書いてあったところに芸人魂を感じる!また、斉藤内谷組もヘルメットにバナナを装着して2本食べる。いやいや2本目に臨む!!(みんな、すきやねぇ〜!!)

 ウエルカムパーティー、表彰式では1日目のスラロームの功績をたたえ合いそれぞれのカテゴリーで表彰。特別賞と続き、八木賞は、OC-2北大レインボーアフロ、池田大塚組に授与される。

 続いて恒例の大ジャンケン大会。やっぱりこれがなければ始まらない幾春別カップ。
 初日を終えての印象は、やっぱり
『最後に愛は勝つ!』でしょうか?  2日目はこちら
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