南国沖縄ツーリング

 おばばの誕生日割引を利用して家族5名で、沖縄は慶良間諸島のツアーに行って来た。ガイドはカヌーライフに良く出てくる漕店の大城さん。
           (レポート By おじじ)

 1/6直行便で本島着。戦争の悲惨な歴史を学ぶためにまずは「ひめゆりの塔」。帰途秀岳荘に働いていた川武君が実家に帰って、1級畳技能士になっているので琉球畳の工場見学。夜国際通りで沖縄料理を一緒に会食。

1/7 高波で揺れるフェリーで渡嘉敷島へ。風でカヤック出せず、島巡り。時々日が差すと海の色の青さがまぶしい。渡嘉志久ビーチの青少年キャンプ場泊。さっそく沖縄名物のタコライスを大城さんが手際よく作ってくれる。メキシコ料理のタコスをもじったもので、タコが入ってる訳ではない。御飯の上に野菜や肉をトッピングしてして食べる、キャンプにはもってこいの料理。

1/8 波がだいぶ弱まったのでカヤックにキャンプ道具を積み込む。総勢6名で持たないとカヤックは海に出れない。慶良間海峡を渡り無人の安室島へ。長男は暇さえあればルアーに夢中だが今日は当たりがない。

 昼食をとって今度はまた渡嘉敷島の南端のビーチを目指す。途中スコールもあり、うねりも1m半になることがあったが、タンデム艇は安定している。ただおばばは早く逃げ出したく必死で漕いでいた。私は波を越えるたびに面白がって大波に喜んでいた。テントを張ってから北海道の夏の海より暖かいので、早速泳ぐ。足が届く所でもサンゴがあり、目も覚めるような濃紺のコバルトスズメ?がたくさん泳いでいる。

今晩も大城さんの手際の良いダッジオーブン料理でお腹も一杯。琉球文化や太平洋戦争の話しから、国体出場やら痔で失神した話、MCCの人物評で夜も盛り上がる。勿論たっぷり持って行った氷とビール、泡盛のお陰でもある。
1/9 明け方テントを出ると満天の星。東からさそり座が縦に立って昇ってくる。北極星も低い!北海道との緯度の違いがはっきり分かる。朝日のまぶしい中、出発前の出る「大」は水際だ。地中にするより海に流して肴の餌にした方が分解が良いとのこと。紙だけは燃やす。

 向かいの離島に接岸。思いっきり白い砂と青と緑の変化する浜だ。テレビでシブガキ隊が取材した所だそうで、妙な彼らの記念像があった。その裏の岩山に登る。下の海の透明度、海の色(カクテルのブルーハワイの色)の変化が見事。積丹の島武意海岸も素晴らしいが、砂とのコントラストが違う!

 高所恐怖症のおばばと良太は逃げるように下り、孝介・周平は絶壁の上で「小」。今までのツアーでこんな恐ろしい所でやった奴は始めてとのこと。その写真は彼のHPの漕店日記に載っている。

 出発点の渡嘉志久ビーチにもどり、きれいなサンゴの白い砂の波模様がカヤックの上からもはっきり見える。最後の海を楽しむため私一人また潜る、サンゴに集まってる魚と一緒に泳いでる感じ。北海道と同じここが日本なのかと夢のような気持ちであった。

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