第10回北海道カナスラ大会 その1

第10回 北海道カナディアンスラローム選手権大会
主催=北海道カナディアンスラローム
              選手権大会実行委員会
主管=東北海道カヌー振興会
開催日時=2005.08.21
開催場所=北海道 南富良野町空知川カヌー競技場
レポート=終身名誉事務局長@多度志

カナスラのリザルトです。アクロバットリーダーが必要です。
 夏の全国高校野球選手権で北海道駒大苫小牧高校が57年ぶりの連覇を果たし深紅の優勝旗を手にした翌日、かつて〜君よ今、北の大地の風となれ〜をスローガンに「はまなす国体」が開催された空知川カヌー競技場(落合)にシングルブレードパドラーが集結し、第10回北海道カナディアンスラローム選手権大会が開催された。
 本大会は今年記念すべき第10回大会。昨年OCの世界チャンピオン、J・カズミチャック氏を招聘した経緯から、今年新たにJ・カズミチャック杯を創設。クリスタルガラスのその杯が誰に渡るか?
 また、地元の造形作家KANKAN氏製作による、選手垂涎の的となっている各カテゴリーのフィギュアートロフィーが誰に渡るか?さらには昨年佐々木翼選手が奪った小作杯の行方は?レース前から雨がひっきりなしに降り続くあいにくの空模様。増水した空知川の激流コースに45名がその腕と技を競い合った。
 クローズド・カナディアン(CC)シングル、男女含め12名の参加。北の大者、かつてのトリプルクラウン山本誠一(カヌーライフ第37号で紹介)の欠場でだれがこのクラスを制するか、オッズも予想が難しい。朝からやまない雨の中、1本目はK乗りであるMCC松原啓がペナ無しの126.96でラップを奪う。i-Cupを制した斉藤雅洋は6.2ポイント差で2位につけ、志賀県から参加の酒井陽一郎、元ナショナル・チーム(以下NT)選手、新野和也が+10ポイント前後でそれに続く。2本目。斉藤は痛恨のDNFで優勝戦線から脱落。新野が元NTの意地を見せ、気を吐くが6ペナを喰らいラップを奪えず。結局、松原が優勝を勝ち取る。
トリプルクラウン・シーナの後を継いだのはMCC松原!(写真上)北大の先輩、オジジこと高篠MCC会長も(写真下)元気にゲートをくぐるが、パドルを離してしまって、、、でもローカルルールにすくわれる。
 オープン・カナディアン(OC)は25名もの出場の中、本道勢ではチームブレイブチキンの木内輝彦、清信武志、ラピッヅ仙庭透、三笠CCの佐藤雅彦や、道外から御岳CCCの太田勝郎(デイジー・ダックス)、山本哲也。女性でありながら昨年度、7位と好成績を残した山本智子の戦いに注目が集まる。1本目、デイジー太田勝郎が136.94ポイントでラップを奪い、2位、3位には木内、清信とまだまだ優勝圏内。ガンネルズ高木敏彦がディトネータを駆り+30ポイント前後で4位、ラピッズ内谷雄一が5位と好位置につける。2本目。増水し流れが強くなった三段下を手こずる選手が続出する中、高木も水を汲み大きく後退。
 内谷もDNFと脱落。太田は12番アップゲートをミスして優勝戦線から離脱。2本目のラップ(156.10)をとった清信が優勝を奪い、2位には幾春別川で行われたi-Cupスラローム(SL)で涙を呑んだ木内が入賞を果たす。4位にはラピッヅ仙庭、5位には三笠CC、RQ3イントラ馬場仁志がポリ艇ながら入り、道内勢が頑張る。三笠CCのi-Cup SLチャンピオン佐藤雅彦はパチンコ岩上の12番アップを流し7位に終わる。御岳の山本は2本とも三段で撃沈。来年度に期待したい。(ちなみにサトケンは今年不参戦なので、是非来年度リベンジを!)
 女子は御岳CCC、山本智子、太田まき。そしてチームブレイブチキンの清信真由美の3名が果敢に難コースに挑む。安定した漕ぎで山本が1本目、56ペナを喰らいつつも209.52でラップはご立派。2本目は177.82ポイントで、男子を入れても4番目の好成績で優勝。清信は2本目猛追するも及ばず2位。三段で散る華デイジーまき(昨年から小生が命名)が念願の初入賞をはたし落合をリベンジ。      午後のタンデムはこちらから。
J・カズ杯クリスタルガラスの栄冠を勝ち取ったのはブレイブチキンの清信選手!(写真上)

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